Xデザイン学校  7回目 ペルソナ・シナリオ法編 その2

今回のプロセス

上位下位分析のやり直し→ペルソナシートの作成→先生からのフィードバック 

 

上位下位分析のやり直し

前回のものを修正するよりも1からやり直した方が早いということで、これまでの情報をもとに改めて上位下位分析をやり直した。組み立て直す上で、足りない情報は改めて質問しながら進めた。事象の書き出しのタームでは、最初のインタビュー時に書き出していたポストイットを改めて見返し、今回の分析で使えそうな事象のポストイットを再利用した。各プロセスでのアウトプットを後工程で効果的に活用することは一連のプロセスを何度も経験することで予測出来るのかもしれない。

haveニーズの事象をまとめて上位ニーズを書き出す時には「サービスに結びつく特徴的な言葉」として言語化することが大切だと感じた。特徴的な言葉、サービスの独自性に繋がりそうだ。洞察のキメの細かさは必要なのだけど、偏った部分に注目し過ぎてもだめなんだろうと思った。自分の場合、インタビューイー固有の事象にとらわれ過ぎて特定のディテールに行き過ぎてしまうので、ある程度全体を俯瞰しながら、バランスよく分析を進めていくことも大切かもしれない。

ペルソナシートの作成

ペルソナとは、シナリオ法でのユーザー像を関係者と共有しやすくするために、開発された手法だそうで、重要なのはシナリオの部分だと先生から教わった。最近ではペルソナを作成しないプロセスもあるそうだ。

ペルソナはある程度ステレオタイプな人物像が良いそうで、「あぁ〜、いるいるこういう人」というくらいが丁度良いらしい。

浅野先生曰く、きちんとしたペルソナはサービス開発するときに強力な破壊力を持つそうだ。手法としてペルソナを取り入れている企業はたくさんがるが、ユーザーイメージのような表面的なものになりがちで、プロジェクト進行時の判断基準になるようなペルソナにはなかなかなっていない模様。おそらく、実際のユーザーにインタビューしてからシナリオを作成し、その上で事象を分析する、というプロセスを経ずに、二次情報をもとに何となく雰囲気でペルソナを作ってしまうことが問題なのかもしれない。

 

先生からのフィードバック

企業が抱える課題、アセット、を踏まえて、弱みを強みに転換すること。そこに逆転のチャンスがあるという。この考え方は、UXだけでなく自分の人生の選択にも繋がってきそう。今の自分の立場、これまでの経験、スキル、正のアセットだけでなく、負のアセットも含めて将来を考えていく。弱みを強みに転換できたら、どれだけ心強いか。せっかく学ぶのだから、自分の人生をより良くするためにも活用したい。これはポータブルスキルなのだから。

 

安定的にユーザーインサイトに近づくには

  1. インタビューで密度ある情報を幅広く引き出すこと
  2. 事象を洞察して、特徴的な上位ニーズを導くこと
  3. ユーザーの行動が、ありありと目に浮かぶように言語化すること

3段階くらのステップがありそうだなと思った。コミニケーション能力、洞察力、言語化能力とういうことになるのかもしれない。